症状ブログ:不眠症(前半)

仕事や家事などで体が疲れているはずなのになかなか眠れない、寝つきが悪い、夜中に目が何度も醒めてしまう、寝ているのに寝た気がしないなど睡眠で悩む方は多いと思います。

それらの悩みに加えて次のような日中障害が1つ以上生じてしまうことを不眠症と呼びます。

  • 疲労または倦怠感
  • 注意力、集中力、記憶力の低下
  • 社会生活上あるいは職業生活上の支障、または学業低下
  • 気分が優れなかったり、いらいらする(気分障害または焦燥感)
  • 日中の眠気
  • やる気、気力、自発性の減退
  • 職場で、または運転中に、過失や事故を起こしやすい
  • 睡眠の損失に相応した緊張、頭痛、または胃腸症状が認められる
  • 睡眠について心配したり悩んだりする

【引用元:『米国睡眠医学会:睡眠障害国際分類 第2版』(医学書院)より】

不眠症は、仕事や家事などみなさんの生活に大きな影響を及ぼしてしまいかねません。

また、身体的にも精神的にも不眠症が続くことは辛いものです。

中には病院に行っても不眠症が改善されないという方や、睡眠導入剤のような睡眠薬がないと眠れない、など、ご自身でどう対処していけば良いのかがわからずに悩んでいる方もいらっしゃると思います。

実は、不眠症の主な原因は自律神経の乱れにあります(※もちろん他が原因の場合もあります)。

本記事では、自律神経が乱れることでなぜ不眠症に繋がるのか、その関係性や、自律神経の乱れを作り出している主な原因など、知っておきたい不眠症の基礎知識をご紹介いたします。

また、自律神経の乱れを改善し、不眠症の改善につなげていく方法についても詳しくご紹介いたします。

日本人の約5人に1人が不眠症を感じている

不眠症に悩む方は年々増加傾向にあるのが現状です。

厚生労働省が平成27年に20歳以上の成人に行なった『国民健康・栄養調査報告』によれば、睡眠時間が6時間未満の方の割合は、男性で37.4%、女性で41.2%となっています。

また、睡眠時間が6時間未満の方の内、ここ1ヶ月間で「日中、眠気を感じた」という方の割合は、男性で44.5%、女性で48.7%となっています。

つまり、不眠症を感じている方の割合は男性で全体の約16.6%、女性で約20.1%であり、おおよそ5人に1人が不眠症によって睡眠が十分でないと感じているということが分かります。

また、同調査報告によれば、「日中、眠気を感じた」だけではなく、他にも次のような睡眠の悩みが多くなっていることが分かります。

【参考元:厚生労働省『平成27年国民健康・栄養調査報告』を元に作成 – 参考元URL – 】

不眠症の症状の種類

一般的に「眠れない・寝付けない」などが不眠症だというイメージがありますが、実際には不眠症と言っても人によって様々な症状が見られ、次の4つの症状に分類されます。

20〜30代の不眠症は「眠れない・寝付けない」などの不眠症の症状が多い傾向にありますが、高齢になるにつれて「途中で起きてしまう」「予定よりも早く起きてしまう」などが多くなる傾向があります。

不眠症を改善するためには、自分がどの不眠症にあたるのか、アタリをつけておくことが大切です。

  • 入眠障害(寝付けない、寝つきが悪い、眠れないなど眠るまでに時間がかかる症状)
  • 熟眠障害(きちんと眠れているはずなのに、眠った感じがしない症状)
  • 早期覚醒(眠れるが、起きようとする時間よりも早く目が醒めてしまう症状)
  • 中途覚醒(眠れるが、途中で目が醒めてしまう症状)

では、それぞれどのような症状が見られ、どのような原因でおこるのかを詳しくご紹介していきます。

入眠障害

「眠るまでに時間がかかってしまう」という不眠症の症状を入眠障害と呼びます。

一般的に布団に入ってから入眠までに何分、何時間かかったら入眠障害かという明確な基準はありません。

いつもよりも眠るまでに時間がかかることが週に3回以上あり、かつ日常生活に障害がある場合には、入眠障害の疑いがある可能性が高いと言えます。ひどいケースになると朝まで眠れないこともあります。

次の日に眠気がくるのも辛いですが、何より仕事や家事をやらなきゃいけないのに眠れない、「寝なきゃいけない」という精神的な焦りによって精神的に非常に辛いのがこの入眠障害の特徴です。

厚生労働省が平成27年に行なった『国民健康・栄養調査報告』によれば、睡眠時間が6時間未満の方の中で男性で14.5%、女性で19.5%の方が「寝つき(布団に入ってから眠るまでに要する時間)に、いつもより時間がかかった」と回答しており、入眠障害を感じているようです。男性は20代に、女性は20代と50代以降に多い傾向が見られます。

【参考元:厚生労働省『平成27年国民健康・栄養調査報告』を元に作成 – 参考元URL – 】

熟眠障害

「ちゃんと寝ているはずなのに、眠った気がしない、眠気が取れない、寝ても寝ても眠い」という不眠症の症状を熟眠障害と呼びます。

一般的に、人間は眠ると次のように、体を休めるレム睡眠(浅い睡眠)と、脳を休めるノンレム睡眠(深い睡眠)を繰り返しながら、起床します。

しかし、熟眠障害の場合には、このノンレム睡眠が通常よりも浅くなるために脳が完全に休まらず、睡眠の質が悪くなり、「眠っているのに眠った気がしない」という感じてしまいます。

「眠っているのに眠った気がしない」かつ、「眠気がスッキリ取れていないために、風邪を引いている訳でもないのにどこか体がだるく、日中の仕事や家事などに支障がでてきくる」という場合には、熟眠障害の可能性が高くなります。

また、形上はちゃんと眠れているために、その原因が睡眠にあることに気づかず、ただ「寝起きが悪いだけ」と勘違いしてしまったり、そもそも気づかない場合が多いのもこの熟眠障害の特徴です。

厚生労働省が平成27年に行なった『国民健康・栄養調査報告』によれば、睡眠時間が6時間未満の方の中で男性で25.4%、女性で26.6%の方が「睡眠全体の質に満足できなかった」と回答しており、熟眠障害を感じているようです。男女共に20代〜50代に多い傾向が見られます。

【参考元:厚生労働省『平成27年国民健康・栄養調査報告』を元に作成 – 参考元URL – 】

早期覚醒

「起きようとする時刻よりもずっと早く目覚めてしまう」不眠症の症状を早期覚醒と呼びます。

高齢者に多くみられるのが特徴です。

また、ここで一つ注意したいことが、「早起き」は早期覚醒ではないということです。

よく「お年寄りは早起き」と言われますが、高齢者が毎日朝早く起きることは早期覚醒ではありません。

あくまで「本来眠るべき睡眠時間よりも短い時間で起きてしまい、日中に眠気が生じたり、日常生活に支障が出る場合」を早期覚醒と呼びます。

一般的に起きようとする時刻よりも2時間以上早く目覚めてしまい、かつそれ以降眠ることができないという症状が週に2日以上おきてしまう場合は、早期覚醒の可能性が高くなります。

厚生労働省が平成27年に行なった『国民健康・栄養調査報告』によれば、睡眠時間が6時間未満の方の中で男性で21.4%、女性で19.7%の方が「起きようとする時刻よりも早く目が覚め、それ以上眠れなかった」と回答しており、熟眠障害を感じているようです。高齢になるにつれて多くなる傾向があります。

【参考元:厚生労働省『平成27年国民健康・栄養調査報告』を元に作成 – 参考元URL – 】

中途覚醒

「途中で何度も目が覚めてしまう」不眠症の症状を中途覚醒と呼びます。

一般的に人間は眠ると次の図のように、体を休める浅い睡眠(レム睡眠)と脳を休める深い睡眠(ノンレム睡眠)を繰り返し、起床します。

しかし、中途覚醒の場合、通常浅い睡眠(レム睡眠)から深い睡眠(ノンレム睡眠)へと移り変わらずにそのまま目覚めてしまうために完全に体と脳の疲れが取れないままに、途中で目覚めてしまいます。

特に「何時間で目覚めたら」「夜中に何回目覚めたら」という明確な基準はありません。

途中で目覚めることが週3回以上続いており、かつ日中の眠気など生活に支障が出る場合には中途覚醒の可能性が高いと言えます。

厚生労働省が平成27年に行なった『国民健康・栄養調査報告』によれば、睡眠時間が6時間未満の方の中で男性で25.7%、女性で25.9%の方が「夜間、睡眠途中に目が覚めて困った」と回答しており、中途覚醒を感じているようです。高齢になるにつれて多くなる傾向があります。

【参考元:厚生労働省『平成27年国民健康・栄養調査報告』を元に作成 – 参考元URL – 】

程度による不眠症の種類

先ほどご紹介した様に、不眠症には「入眠障害」「熟眠障害」「早期覚醒」「中途覚醒」という4種類の症状が主に見られます。

これらの症状がどの程度で起きているかによって、不眠症は次の3つの種類に分けられます。

 

  • 一過性不眠症・・・数日程度不眠が続く
  • 急性不眠症(短期不眠症)・・・1〜3週間程度不眠が続く
  • 慢性不眠症(長期不眠症)・・・1ヶ月以上不眠が続く

一過性不眠症

「入眠障害」「熟眠障害」「早期覚醒」「中途障害」などがおよそ数日間程度続く状態のことを一過性不眠症と呼びます。主に睡眠環境が一時的に変わったり、一時的に強い精神的ストレスによって起こります。

睡眠環境が元に戻ったり、または慣れたり、強い精神的ストレスがなくなるとまた普段通りの通常の睡眠に戻るのが特徴です。

急性不眠症(短期不眠症)

強い精神的ストレスや、外傷、病気など生活習慣以外のことが原因で不眠が1〜3週間続く状態のことを急性不眠症と呼びます。

不眠症の主な原因は自律神経の乱れにあるため、生活習慣を改めることによって徐々に改善される場合が多いのですが、急性不眠症の場合には、病気などが原因であるため、それらが改善されない限り続くのが特徴です。

何か不眠以外に他に熱や咳など症状が見られる場合や、生活習慣を改善しているはずなのに不眠が続くという場合には、この急性不眠症の可能性が高いと言えます。

慢性不眠症(長期不眠症)

「入眠障害」や「熟眠障害」「早期覚醒」「中途障害」などがおよそ1ヶ月以上続く状態のことを慢性不眠症と呼びます。

慢性的なストレスや、長期的な病気が原因となって起こっているため、病院に行っても、薬を飲んでも改善されないという場合や、不眠が1ヶ月以上続いている場合にはこの慢性不眠症の可能性が高いと言えます。

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